『聲の形』に登場する川井みきは、物語の中でかなり嫌われがちなキャラクターとして描かれています。
この映画おすすめです。
【聲の形】
川井 みき というキャラに気をつけてください。 pic.twitter.com/AdBJPTRYye— しろごまの日常 (@S_Shilogoma) June 30, 2024
録画した「聲の形」を見た。
いじめっ子がいじめられっ子の気持ちを分かったならそれで十分なのに、まるで永遠に処罰を受けているような感じで凄く辛い。
植野は好きだし、川井は嫌い。 pic.twitter.com/daaMGrLsy0— カッパ@役者志望 (@Kappa_actor) August 26, 2018
聲の形はクソな登場人物多いけど一番はダントツで川井みきだと思う
このタイプの女は本当に悪いと思ってないし、いじめたとも思ってない。本気で無自覚なんだよな~タチが悪い。#聲の形 pic.twitter.com/8RQ0A6DQAu— チベスナ (@K__ern) July 31, 2020
彼女は一見すると友好的で、クラスメイトに優しさを見せているように見えますが、その実態は自己中心的で、他人への配慮に欠けているため、視聴者からは強い反感を買うことが多いんです。
今回は、そんな川井がなぜ嫌われてしまうのか、少し掘り下げて考えてみたいと思います。
川井みきが嫌われる原因となった場面
川井みきはヒロインである西宮と小学生からから一緒にすぎす同級生の女の子です。
彼女は、三つ編みとめがねが特徴的なキャラクターで、見た目からは真面目な女の子という印象を受けます。
では、そんか川井みきがなぜ「許すな」「クズ」など多くの人の反感を買っているのでしょうか。
いじめを人のせいにし、自分は関係ないことを主張
ずんだもんお嬢様の件で炎上してる絵師さんたちに抱く嫌悪感って、なんか知ってるなあって思ったんだけど分かった
聲の形の川井だ
しっかり見下してるくせに、いざ矛先が自身に向いた途端、自分はそんなつもりなかった皆の方がバカにしてたそんなこと言うなんて酷いよのムーブがまさに川井 pic.twitter.com/y3RU3FGJfE— ちむこり (@chim_kori) March 28, 2024
いじめがクラスで起きた時、やめなよ、と言いつつ本気で止めようとしなかったんですね。
いじめの原因を追求されると他の人のせいにし被害者ぶる、そんな場面がありました。
西宮をはめようとしている?
「聲の形」のこのシーンで西宮が歌い出しをミスったのは川井のフェイク口パクのせいだったことを最近知ってゾッとしてる。初めてここを見た時は「川井いい奴だな」って思ってたけどこの時からクズすぎて腹立つ。
そして西宮かわいい(確実) pic.twitter.com/gNH7Zz2Enw— あまもり (@keAta13) May 25, 2020
合唱のシーンがあるのですが、聴覚障害のある西宮に対して、川井がわざと口パクでミスリードした?と言われているシーンです。
石田の過去のいじめについて言いふらす
片思いの相手によく思われたいと思うがあまり、友達である石田が過去にいじめていたことを言いふらすシーンがありました。
その時も、自分は悪くないと主張していました。
川井みきが嫌われる理由を考察
表面上の優しさとその裏
川井みきはクラスの中で友好的な存在として描かれています。
彼女は常に笑顔を絶やさず、誰に対しても親切に接しているように見えます。
この態度だけを見ると、「いい子だなぁ」と思うかもしれませんが、実はその優しさの裏には、彼女自身の評価を気にする一面が隠れています。
彼女は自分が「いい人」と思われることに強くこだわり、周囲の目を気にしながら行動しています。
ところが、いじめ問題が浮き彫りになった時、その「いい子の仮面」が崩れてしまいます。川井は、いじめに加担していたにもかかわらず、自分は何もしていないかのように振る舞い、むしろ被害者であるかのように見せようとします。
責任転嫁と自己保身
川井が嫌われるもう一つの理由は、彼女が問題が発生した時に責任を他人に押し付けようとする姿勢です。
いじめが表面化した際、彼女は自分が加担していた事実を隠し、石田将也に全ての責任を押し付けようとします。
彼女にとって重要なのは、自分が周囲から非難されないことであり、そのためには他人を犠牲にすることも気にしないのです。
こうした態度は一見すると「自分を守るためだから仕方ない」とも思えるかもしれませんが、実際には他者を無視し、自分の保身だけを考えるその姿勢が問題です。
特に、彼女が「友達」であるはずの人々を簡単に切り捨てる様子が、視聴者には冷酷に映るため、強く嫌われる原因となっています。
他人への無関心
川井のもう一つの特徴は、他人の感情に対する無関心です。
彼女は常に自分の立場や評価を優先するため、他人がどれだけ傷ついているか、どれだけ苦しんでいるかを深く考えることはほとんどありません。
例えば、西宮硝子がいじめられていた時期に、川井は彼女の苦しみに対して何の配慮も見せず、むしろいじめに加担するような態度を取っていました。
このような他者への無関心は、視聴者にとって非常に不快に映ります。
特に『聲の形』という作品が、「いじめ」や「他者への共感」といったテーマを扱っていることから、川井の冷淡さや共感の欠如が際立ち、彼女に対する反感をさらに強める要因となっています。
川井が嫌われる理由のまとめ
彼女の表面的な優しさとは裏腹に隠された偽善的な態度
他人のせいにしてしまう責任転嫁
そして他者への無関心
彼女は常に自分の評価や立場を守ることを最優先に考え、他人の感情や立場を軽視する傾向が強いため、視聴者からは「偽善者」「自己中心的」として嫌われるキャラクターになっています。
川井みきは、単なる嫌われキャラではなく、物語の中で重要な役割を果たしている存在でもあります。
それだけに、彼女の行動や態度について考えることは、『聲の形』のテーマをより深く理解することにもつながるのかもしれません。
川井のようなキャラクターを見て、どのように感じるかは人それぞれですが、彼女の行動を反面教師にして、他者への共感や思いやりの大切さを考える機会にするのも良いかもしれませんね。
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