「京都嵯峨野のトロッコ列車に乗ってみたい」
「当日予約なしで行けるの?」
「子連れでも大丈夫?」
「往復でも片道でも楽しめる?」
トロッコ列車を調べているあなたは、こんな疑問を抱かれたのではないですか?
私たちも前日なんです。トロッコに乗ることが決まったのが…
急に思い立ちました。トロッコに乗りたいな、と。
さて、30年以上京都に住んでいる筆者が、予約なしでも京都嵐山にある嵯峨野(さがの)トロッコ列車に乗ることができたのか?ということで体験談をお伝えしますね♪
事前情報ですが、今回は夫婦と2歳息子(鉄道大好き)と義母と合わせて4人で遊びにいきました。季節は7月です。暑くなってきた頃で、新緑の綺麗な季節です。
遊びに行く人数や季節が変わると混雑具合も変わり、チケットの入手困難度も変わります。
最新の情報は嵯峨野観光鉄道のHPでご確認くださいね。
こんな人におすすめ
- 嵯峨野トロッコ電車に乗ってみたい
- 京都の観光地を探している
- 電車好きの子どもと遊ぶスポットを探している
嵯峨野トロッコ列車【公式】チャンネルより引用
嵯峨野トロッコ列車って?
トロッコとは、もともとは荷物輸送用の小型貨車として、トラックや通常の列車が入れない場所にレールを敷いて走らせた箱型車両のことです。
このトロッコ列車はちょっと速い自転車くらいの速さです。だからこそ楽しめる保津川沿いの自然や渓谷美。
片道7.3kmおよそ25分の間、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の枯野や時には雪景色と、四季それぞれに違った風景を楽しむことができます。
嵯峨野トロッコ列車は4駅あります。
①トロッコ嵯峨駅
②トロッコ嵐山駅
③トロッコ保津峡駅
④トロッコ亀岡駅
下り列車【トロッコ亀岡行き】と上り列車【トロッコ嵯峨駅】があります。①〜④を行ったり来たりしています。
途中から乗ることも可能ですが、トロッコを乗るということが目的なら始発から終点まで乗ることをおすすめします。
では、そんな嵯峨野トロッコ列車のチケットはどのように購入するのか見ていきましょう。
嵯峨野トロッコ列車の予約方法
今回、私たちはチケットを取らずにいきました。
結論から言うと当日に窓口に行っても乗ることは出来ました!
しかし、希望の時間帯や指定席を取ろうと思うと事前に予約をしていくことをおすすめします。
空席状況についてはHPで確認することができます。
トロッコは全席指定席です。当日券の場合、立ち見席というものがあり、数量限定でトロッコの各駅で販売しています。一般的には、乗車前に事前購入する人が多いようです。
乗車する1ヶ月前の午前10時からJR西日本及び全国の旅行会社で購入することができます。 JR西日本ではインターネット予約サービスで予約・購入ができます。
※JR西日本の駅での発売は、京阪神エリアの一部の駅に限った取扱いです。
【発売箇所】
京都駅、亀岡駅、二条駅、嵯峨嵐山駅、稲荷駅、新大阪駅、大阪駅、鶴橋駅、
京橋駅、新今宮駅、JR難波駅、天王寺駅、奈良駅、関西空港駅、三ノ宮駅
嵯峨野トロッコ列車の料金
大人は880円、子ども(6歳〜小学校卒業まで)は440円です。
嵯峨野トロッコ列車体験談
〜トロッコ亀岡駅発〜
まず、この時期(7月)の始発時刻ですが、季節により異なります。私たちが利用した時は、10時30分がトロッコ亀岡駅の始発時刻でした。
トロッコ亀岡駅は車で向かいました。9時前に到着したのですが、まだ駅は閉まっていました。
しかしすでに並んでいるお客さんがいました。
亀岡駅のすぐそばにある駐車場に車を停めます。
9時半過ぎにようやく駅が開きました。
始発の指定席は満席。4人席はもう埋まってしまっていました。立見席しかなく、それを購入することで何とか乗ることができました。
駅が開く時刻は明確に決まっているわけではないようです。
その場で帰りのチケットも取ります。帰りは指定席を取ることができました。
外国のお客さんが多くて、とても驚きました。
座席ですが、左側右側ともに良い景色があり、どちらの席でも楽しむことができるようになっています。
私たちは立ち見席だったので、見所があるとその都度、左や右に移動していい景色を見ることができました。
これは立ち見席のメリットと言えそうです。
2歳の子供には、景色を見るには少し窓が高かったので、抱っこをして見ることになりました。
立ち見席のスペースも、そこまで大きくはなく、ベビーカーなどを持ってきているお客さんは畳む必要がありました。
発車すると風が気持ちいいです。窓も吹き抜けになっており、暑さはあまり感じませんでした。
車両の中の1つは、リッチ号と呼ばれている窓と天井がオープンの座席があります。
リッチ号も他の車両と同一料金で乗ることができます。しかし先に埋まることが多いため、かなり早くから予約をする必要がありそうです。ちなみに雨の日はずぶ濡れになりそうな車両です💦
天井が筒抜けになっているので、春には桜のトンネル、夏には新緑のトンネル、秋には紅葉のトンネルを楽しむことができますよ😆
ほとんどのお客さんは、トロッコ嵯峨駅の手前のトロッコ嵐山駅で降りて行きます。
トロッコ嵐山駅は竹林やお寺など観光地が多くあります。渡月橋もこの駅ですね。食べ歩きのお店などもとても多くありますので、観光目当てのお客さんはここで降りていくんですね。
私たちは今回トロッコ列車に乗ることが目的だったので、そのまま終点のトロッコ嵯峨駅まで行きます。
トロッコ嵯峨駅は鉄道好きの息子にとっては天国のような場所だったので気づけば2時間ほど滞在していました💦
帰りも座席がほとんど埋まっていました。トロッコ嵐山駅から乗るお客さんも数名いました。
子どもは疲れたようで、帰りのトロッコの揺れで寝てしまいました😅
「トロッコ亀岡」駅からトロッコに乗った理由
私たちは暑い日だったということと、子どもが2歳で長距離を歩くのは厳しいと感じたため、「トロッコ亀岡駅」発のプランにしました。
専用駐車場が駅にあり、車が停めやすいことも理由の一つです。
京都人が考えるトロッコの楽しみ方
【おすすめの1日モデルプラン】
子ども連れで実現可能なプランをいくつか考えてみました。
子どもの年齢、歩けるのか、車はあるのか、などを考慮して嵯峨野トロッコをどの駅で乗るのかを考えてみましょう。
プラン1 「トロッコ嵯峨野駅」発でトロッコで往復
トロッコ嵯峨駅発は始発がトロッコ亀岡より早く、朝から楽しむことができます。また。トロッコ嵯峨駅にはSLの展示など子どもが楽しめる工夫がたくさんありますので、帰ってきたら時間を気にせず楽しむことができます。
車でトロッコ嵯峨駅まで行く場合は、近くのパーキングを利用する必要があります。最大料金ありの駐車場もいくつかありますよ。
プラン2「トロッコ嵯峨駅」片道 帰りは保津川下り
「トロッコ嵯峨駅」から片道で「トロッコ亀岡」まで行き、帰りを保津川下りで帰るパターンです。
船に乗って、保津川を下り嵐山まで戻ることができます。
トロッコに比べて正直値段は高いですが、乗ったことがない人にはおすすめですよ!
保津川下りHP
プラン3「トロッコ亀岡」発「トロッコ嵐山」で降りて観光をしっかり楽しむ
「トロッコ亀岡駅」で乗って、「トロッコ嵐山駅」で降ります。駅周辺は、観光地として有名な竹林の小径や食べ歩きスポットがたくさんありますので、そのまま観光を楽しんでトロッコ嵯峨野駅まで歩いて行きましょう。
帰りはトロッコで亀岡まで戻る、でもいいですし、「トロッコ嵯峨駅」とJRは徒歩1分で行けますので、別の観光地に行くこともできます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
トロッコは珍しい車両ですし、見るだけでも子どもは喜ぶのですが、ぜひ乗ってもらいたいなあと思います。
片道でも十分楽しめます。
車窓から見える景色や頬を撫でる気持ちの良い風はトロッコに乗らないと感じられません。きっといい思い出ができると思いますよ!
電車好きのお子さんが一緒の場合、トロッコ嵯峨駅も立ち寄って時間をとってもらいたい駅です。食べたり、休憩したりするところもありますので、おすすめですよ。