2023年の夏に沖縄県の石垣島に旅行へ行きました。
当初の予定は3泊4日でしたが、台風で5泊6日になってしまいました。
石垣島は離島なので、飛行機が飛ばないと
脱出する手段がありません。島に缶詰状態になってしまいました。
私たちは2泊の延泊ですんだのですが、2泊の滞在が倍以上の滞在になったという家族も周りにたくさんいました。

この記事では、もし旅行中に台風が来て、飛行機が飛ばなかったらどうなったのかの体験や欠航が決まったらどのように行動したらよいのかといったことを中心にお伝えします。
こんな人におすすめ
- 台風の季節(7〜10月ごろ)に、沖縄旅行を計画している人
- 旅行中に、台風などで欠航してしまった人
この記事は2023年の台風6号(カーヌン)の様子をもとに書いています。
台風が来る事は知っていた

出発前の様子ですが、実は台風5号が過ぎ去った後でした。
暴風域の予測を見ても、出発前は大丈夫だと判断しました。旅行最初の2日は天気が良く、普通に遊ぶことができました。
予想以上にノロノロ、予測困難な台風だった
台風6号は迷走している、と記事になるくらい予測困難で、ノロノロと移動していました。
時速9km以下の速さなのでいかに遅いかが分かりますね…
旅行3日目に暗雲が…

3日目にお土産を買っていると、メールがきました。
欠航のお知らせメールです😭
なんとかなるだろうと楽観的に見ていたのですが、出発の日の代わりの便を探そうと航空券のサイトを見てみたら、他の便も欠航をしています。
あれ、そもそも島から出られないのでは、、?
その時にはじめて危機感を感じました。
欠航が決まった時に取った行動
ANAやJALなどの飛行機の欠航は、払い戻しがあります。
なので、帰りの便は欠航になるかわりにお金が返ってきます。
しかし、振替の便を案内してくれるようなサービスはありません。
また新たに帰りの便のチケットを取り直さないといけません。
ちなみにLCCのチケットを取った場合も災害時は払い戻しがあるようです。
帰りのフライトを何より早く!抑える
帰る予定だった翌日の便は、台風がかなり石垣島に近づくということで、すぐに欠航が決まりました。
あとから知りましたが空港も封鎖。
その翌日、旅から6日目の便も残りがどんどんなくなっていく、そんな状況でした。
関西行きは高価なチケットしか残っていませんでした。

2歳の子どもとの旅行なので、深夜や早朝の出発は避けたいところ、、
そこで、関西に戻らず名古屋や東京の方も視野に入れて探してみました。
本州に戻ってしまえば、新幹線を使って帰ることができます。連泊でホテル代がかさむより安くつくかも、と考えました。
調べた結果、
関西在住の私たちですが、今回は名古屋経由で帰る便を取りました。
帰りはもともと伊丹空港に戻ってくる予定でしたが、伊丹空港の便は欠航が決まった瞬間に瞬く間になくなり、高額なチケットしか残っていませんでした。
航空券を購入するサイトでは、出発地を指定到着地を、日本のどこか等に設定するサイトもあります。
スカイスキャナーなどで調べました。
宿の確保
フライトが2日遅れると、2泊分の宿を確保しないといけません。
今のホテルのままでもよいかと思い、窓口で訪ねてみましたが、お盆近くということもあり予約した時より随分と高くなっています😭
急遽ホテル近くのお安い宿をとることにしました。
欠航が決まって数時間のうちに、宿の値段も変動している(高くなる)ことを感じました。
航空券ほどではないですが、宿も早めに抑えておく必要があります。
職場への連絡
チケットを取れた時点で職場に連絡をしました。
仕事を休む必要がなければ、職場への連絡は不要だと思いますが、夫婦とも仕事を休む必要が出てきたので状況を伝えました。
この時すでに台風6号のことはニュースでバンバンと報じられていたので、「大変やなぁ」と温かい反応がありがたかったです。
食糧の確保
台風が近づいて来れば、沖縄のお店は閉まり始めます。暴風警報が出れば、など決まりがあるお店もあれば、お店に行って確かめないといけない場合もあります。
マックスバリューなどで2日分の食糧を買い込みました。
少し多めに持ってきたオムツなども買い足す必要がありました。
旅行者だけでなく、現地の人たちも買い占めをしますので、必要な分の食糧や飲み物は確保しました。
フライト前日・当日の様子
前日に飛行機が飛ぶかどうかがある程度決まります。私たちの便は14時ごろでしたが、午前中の便はほとんど欠航が決まってしまいました。
飛ばなかったらどうしよう・・・
試験の結果をまつ緊張感に似ています。
祈りながら過ごしていると、チェックインできますよ、というメールが届きました。
家に帰れるということがわかった途端、ほっと安心できました。
帰りのフライト当日の天気は小雨、台風が過ぎ去ったのだと感じました。
空港がごった返しで、振替便や増便を待っている旅行者が大勢、空港にいました。

「朝8時からきてるけど、帰りの目処がたっていない」という方がいました。
自分達は本当にラッキーだったんだと感じました。

飛ぶ瞬間まで、本当に飛ぶの?と半信半疑でしたが、無事フライトを終え、名古屋経由で帰ってくることができました。
今回の旅の教訓
振り返ってみると、かなり疲れました💦金銭的にも、精神的にも💦
思い出がたくさんできた旅行だったので、行ったことに後悔はないのですが、次回この時期に沖縄に行く時は、今回の経験を糧にしたいと思います。
確実に台風が旅先に直撃する、というのであれば、キャンセルをしたり、帰りのフライトを早めにする、という手段をとることも一つです。
また、台風のシーズンは直前で台風が来ないことを確認して予約するのもいいですね。旅程に余裕を持つことも大事です。
ただ、この台風のように暴風域が広かったり予想ができなかったりしてどうしようか悩んでいる、という人もいるかと思います。
旅の出発前に台風が来ることがわかっているのであれば、旅行保険に加入することをお勧めします。
全額ではないかもしれませんが、一部保険会社が負担をしてくれる可能性があります。
延泊のホテルの料金や取り直したチケットの差額分、また私たちは名古屋経由で新幹線を使って帰ってきたので、新幹線のチケット代等は追加で払わなければいけませんので…
フライトは払い戻しがあるので、予約していたチケットの分は返ってきました。
振り返ってみると、3泊4日の旅行費+6〜7万はかかることになりました😭
台風が来る時期の沖縄旅行は台風リスクがあると思っておく
台風が来ているとわかったら、保険も検討する
可能であれば、旅行をキャンセルする、予定を変更するという選択も
欠航がわかった時点ですぐに航空券→宿→食糧の順に確保する
台風明けは空港がごった返すので、早めに空港につく
